「営業職」と聞くと、ノルマが厳しい、断られるのが辛い、そんなイメージを持っていませんか?しかし、実は今、未経験からでも圧倒的な成長ができる職種として注目を集めているのが「営業職」なのです。就職活動中の方、あるいは営業に配属されたばかりで不安を感じている方にこそ知ってほしい!営業職がなぜ“これからの時代”に合ったキャリア形成に最適なのか。その理由を、データと実例を交えて、初心者にもわかりやすく解説していきます。営業未経験の方にとって、「営業職志望」が新しい扉を開く第一歩になるかもしれません。
1、求人市場での営業職の強さ
(1)概要:市場ニーズ
リクルートの『転職市場予測2024年版』によると、企業が最も採用に力を入れている職種のひとつが「営業職」であり、特にIT業界・不動産業界・人材紹介業界では、営業職が全体の25~30%を占めています。
これはなぜかというと、営業というポジションが「企業の収益に直結する職種」であるからです。企業にとって営業職は、商品・サービスを顧客に届けて“お金を生み出す”非常に重要な存在です。たとえAIやデジタルツールが進化しても、「人と人との信頼関係」や「臨機応変な対応力」を必要とする営業の価値は今なお高く、むしろ人材不足が深刻化しているため、未経験者や若手を積極的に採用する企業が増えているのです。
また、「営業職を経験していれば、将来どの業界に行っても役立つ」と言われる理由もここにあります。たとえば、製造業であっても、エンジニアが自分の開発した商品を社内でプレゼンする力、サービス業であれば接客を通じて提案を行う力など、営業スキルは業界を越えて重宝される“ポータブルスキル”なのです。
一方で、営業経験の少ない人ほど“営業志望動機”が曖昧になりがちです。ですが、営業職の志望動機を具体的に作成する方法や転職を考えている方や忙しい営業マンを徹底サポートする転職エージェントを活用する方法など営業職で成功するための第一歩については【営業職志望動機】で迷う方へ!面接官を納得させ成功する志望動機の考え方で詳しく説明していますのでご覧くださいませ。
具体例:営業職未経験からの人気上昇傾向
マイナビ転職の「職種別志望動向調査(2023年)」では、20代後半~30代前半の転職希望者の中で「営業職を選択肢に入れる」と回答した割合が前年比で12%増加しており、これは「未経験歓迎」の求人が増えていることが背景にあります。
(2)営業力=ビジネススキルの4つの基盤
営業力とは、単に「モノを売る力」だけではありません。もっと広い意味で、ビジネスのあらゆる場面で必要とされる“基本力”を鍛えることができる職種です。以下に、営業で鍛えられる具体的なスキルを解説します。
①課題解決力(ヒアリング力)
営業は、まず「相手の話を聞く」ことから始まります。たとえば、お客様が「この製品に興味があります」と言ってきたとき、営業マンは「なぜその商品に興味があるのか」「どんな課題を抱えているのか」を深堀りして聞き出します。
このような対話を通じて、本質的なニーズをつかみ、最適な解決策を提案する力が育ちます。このスキルは、プロジェクトマネジメントやコンサルティングなど他の高度な職種でも求められるものです。
②コミュニケーション力(信頼関係の構築)
営業は“対人関係”の仕事。いかに相手との信頼関係を築き継続的な取引を実現するかが成功のカギです。たとえば、保険の営業をしているBさんは、契約を取るために何度も訪問し、世間話を交えながら少しずつ距離を縮めていきました。
結果として、お客様から「あなたからなら安心して契約できる」と言われ、紹介までいただくようになったとのこと。このように、信頼関係を育む力は、将来的にマネジメントや顧客対応業務でも非常に重宝されます。
③論理的思考力(数値管理・プレゼン力)
営業活動は「行動→結果→分析→改善」のPDCAサイクルで回っています。たとえば、「今月10件の契約を取るために、50件の訪問が必要だ」といった目標を立て、それに基づいて毎週の活動を数値で管理するのです。
このような数字に基づく戦略立案・実行能力は、経営層・マーケティング職でも欠かせないビジネススキルであり、営業を通じて自然と身につけることができます。
④ビジネスマナー・基礎的な所作の習得
営業は「会社の顔」です。言葉遣いや身だしなみ、礼儀正しさなど、ビジネスの基本が最も鍛えられる現場でもあります。たとえば、名刺交換の仕方、メールの書き方、訪問時のマナーなどは、営業職に就くことで“実践を通じて自然に身につく”ものばかりです。
(3)まとめ:なぜ未経験者に営業職志望が増えているのか?
あなたがもし「自分には特別なスキルがない」「将来が不安」と感じているのなら、まずは営業職からスタートすることで、ビジネスマンとしての強い土台を築くことができるでしょう。
2、営業職志望がキャリアに有利な理由
(1)営業経験は評価されやすい
①「営業職経験者=即戦力」と見なされる
マイナビの『中途採用の現場で重視される職種調査(2023年)』によれば、中途採用市場で企業が最も重視している職種は「営業職」です。これは「営業経験=即戦力」という図式が、ほぼすべての業界で通用するからです。営業職は成果が数値で表現しやすく成長の軌跡が可視化されやすいため、企業側も安心して採用できます。
たとえば以下のような経験があると、職務経歴書で非常に強いアピールになります。これらは、単なる“努力”ではなく、行動=結果につながる営業という職種ならではの具体的実績です。
②未経験者でも「評価されやすいポジション」
また、営業職は他職種に比べて未経験でもチャレンジしやすい特徴があります。それは、「人柄」や「熱意」「柔軟性」といったポテンシャル採用が多いためです。
企業によっては、営業職未経験者の採用枠を多く設けており、「育成前提」「スクリプト付きの営業研修」など、教育体制が整っているところも増えています。つまり、始めやすく、かつ成果が評価されやすいという、キャリア初期のステップとして理想的な環境が整っている職種と言えるでしょう。
③実例:営業経験で転職成功したCさん(28歳・女性)
事務職から営業職に転職したCさんは、最初は電話営業も苦手で「断られるのが怖い」と話していました。しかし3ヶ月後、先輩のロールプレイや日報のPDCAを繰り返すことで徐々に成績が安定し、半年後には全社でトップ3に。その後、彼女は転職活動を行い、BtoBマーケティング会社の企画職に内定。営業で培ったヒアリング力と交渉経験が、「クライアントのニーズを正しくつかみ、提案内容を組み立てる力」として高く評価されたのです。
(2)将来的な独立や起業にも強い武器になる
①自分自身を「商品」として売る力がつく
現代は「個人で稼ぐ時代」とも言われます。YouTuber、フリーランスデザイナー、コーチング業、コンサルタントなど、自分のスキルや知識、キャラクターを活かして生きていく働き方が一般的になりつつあります。こうした「個人ビジネス」において、もっとも重要なのは“自分自身を売る力”=営業力です。スキルが自然と身についています。
- 商品・サービスの強みを魅力的に伝える
- 相手のニーズを引き出して提案する
- 単価・契約内容を交渉して最適化する
- 顧客との信頼関係を築く
②実例:営業出身で独立したDさん(32歳・男性)
Dさんは新卒で通信系の営業職に就き、7年間で約500件の法人契約を獲得。その経験を活かして、独立後は中小企業向けの営業研修講師として活動中です。顧客は元同僚の紹介から広がり現在は月収80万円以上を安定的に確保。「営業経験がなければ、いくら知識があっても“信頼してもらえるトーク”はできなかったと思う」と語っています。このように、営業職は「雇われる働き方」から「自分で稼ぐ働き方」へ移行したい人にとって、最強の準備運動になります。
(3)まとめ:営業職はキャリア設計において“万能な選択”
つまり、営業職は単なる「売る仕事」ではなく、「将来の自分を自由にする力」を得られる職種なのです。だからこそ、今も多くの若手が“営業職 志望”としてキャリアをスタートしているのです。
3、営業職志望者にとっての成長実感とは?
営業職の最大の魅力のひとつは、「自分の成長をリアルに実感できること」です。とくに、営業未経験からスタートした人が、わずか数ヶ月で“対人スキル”や“ビジネスマナー”、“提案力”を身につけ、自信を持って仕事に取り組むようになる過程は、他の職種ではなかなか得がたい経験です。
(1)初心者でも伸びる「対人スキル」
①実例:人見知りだった新卒Aさんの変化
Aさんは、文系の大学を卒業したばかりの新卒社員。就職先はIT系の法人営業。学生時代は内向的で、人前で話すのが苦手だった彼女は、「最初の1ヶ月は、電話をかけるのにも緊張して声が震えてしまった」と語ります。
そんなAさんが変わったきっかけは、上司のアドバイスでした。「うまく話そうとしなくていい。まずは相手の話を“きちんと聴く”ことに集中してごらん。」この言葉をきっかけに、「完璧な営業トーク」ではなく、「誠実に相手と向き合う姿勢」を心がけるようになりました。
1ヶ月後には、自らアポイントを取得できるようになり、3ヶ月後にはお客様から「あなたの対応が一番親身だった」と契約を獲得。半年後には部署内トップの成績を出し、「自分は人と話すのが苦手」と思っていたのが、むしろ「人の話を丁寧に聴ける自分は営業向きだった」と自己認識が変化したのです。
②「話し上手」より「聞き上手」が活きる
営業職は“話し上手”よりも“聞き上手”が成功のカギ。つまり、営業が苦手だと思っている人の多くが実は向いているケースも多いのです。「無理に商品を売り込む」「口が達者でなければならない」そんなイメージは過去の話。現在の営業は「相手の困りごとを引き出し、解決に導く仕事」であり、誠実に向き合える人ほど評価されます。
(2)データで見る“伸びしろ”
①78%が「1年以内に成果を実感」
パーソルキャリアが2022年に実施した調査によると、営業未経験で就職・転職した20代のうち約78%が「1年以内に営業としての成果や手応えを実感した」と回答しています。
さらに、成果を実感するまでの平均期間は約5.2ヶ月とされており、これは他職種(事務職・企画職など)の平均である約8ヶ月と比較しても、非常に早い段階で成長を感じられる職種であることがわかります。
②成長要因は「研修制度」と「数値目標」
成果を早く感じられる理由のひとつに、営業職が「研修と育成のフレームが整っている職種」であることが挙げられます。多くの企業では以下のような仕組みが用意されています。こうした仕組みによって、成長の“ステップ”が明確になっているため、初めてでも迷わず前に進めるのです。
- 営業スクリプト(会話台本)によるトーク練習
- トレーナーとのロールプレイ
- 成果数値の目標管理とフィードバック
- チームでの振り返りミーティング
③「営業で成功した人の8割は、最初うまく話せなかった」
別の興味深いデータとして、営業研修専門会社「ファーストステップ社」の社内調査によると、トップセールスに昇進した営業マン・ウーマンのうち、約82%が「営業開始時に自分は話すのが得意ではなかった」と回答しています。つまり、「口が達者」だから営業が向いているのではなく、誠実さ、継続力、柔軟性がある人こそ、営業職で花開く可能性が高いのです。
④成長を感じるまでの“ステップ”を可視化する
時期 | スキル獲得内容 | 実感できる成長 |
---|---|---|
1ヶ月目 | 電話・訪問マナー、商品知識の習得 | 「社会人としての基本を身につけた」 |
2~3ヶ月目 | 初アポイント獲得、商談の場数を経験 | 「緊張しなくなった」「相手の反応が見えるようになった」 |
4~6ヶ月目 | 提案トークの自信、受注実績を積み始める | 「自分の言葉で契約が取れた!」 |
半年~1年目 | 成績安定・後輩のフォローも経験 | 「信頼される存在になってきた」「自分にしかできない提案がある」 |
営業職では、目に見える“自分の成長グラフ”を描くことができるため、やりがいと達成感が得られやすいのです。
(3)まとめ:営業職=“成長の最短ルート”
営業職は、「人との関わりが苦手」と思っていた人でさえも、誠実に取り組むことで目に見える成果を出せる職種です。成績が数字で可視化されるため、自分の努力が実を結んでいることを実感しやすく、「働く楽しさ」を味わえるようになります。だからこそ、「営業職 志望」という選択は、社会人としての第一歩を踏み出すのに最適な道だといえるのです。
4、営業職志望者が活用すべき日常スキル
営業職と聞くと、「特別な訓練が必要」「話がうまくないとダメ」など、敷居の高いイメージを持たれがちですが、実は多くの人がすでに日常生活の中で“営業的行動”を無意識のうちに行っています。
つまり、「営業の素質」は誰の中にも備わっているのです。ここでは、みなさんがすでに持っているスキルがどのように営業に活かされるのかを具体的に見ていきましょう。
(1)実はあなたも日常で「営業」している?
①「映画やお店のおすすめ」は営業活動と同じ?
友人に「この映画めっちゃ感動するよ!絶対観て!」と勧めた経験はありませんか?このとき、あなたは以下のような“営業スキル”を自然に使っています。
- 相手の好みを理解し:ニーズの把握
- 作品の魅力をわかりやすく伝え:プレゼンテーション
- 「一緒に行こうよ」と誘導する:提案・クロージング
これはまさに、営業プロセスそのもの。商品やサービスの代わりに、“映画”や“お店”を紹介しているだけなのです。あなたはもうすでに、立派な「日常の営業マン」なのです。
②デートの「どこに行く?」も営業?
例えば、恋人との会話で「今夜、何食べたい?」という何気ない問いに対して、あなたが「イタリアンがいいな」と提案し、さらに「○○ってお店、前から気になってて、雰囲気もいいんだって!」と説明したとします。これも営業的視点で見ると“提案型営業”の構図になっているのです。
- 提案力:自分の希望を伝える
- 説得力:選んだ理由を魅力的に伝える
- 妥協点の見極め:相手の好みや予算を考慮する
③子どもの頃から培っている「説得力」
子どもが「ゲーム買って!」と親にねだるとき、「成績が上がったらにして」「ちゃんとお手伝いもするから」と交渉した経験、誰しも一度はあるはずです。これは営業の本質である「交渉・交換」の考え方です。
つまり、私たちは誰もが小さな頃から、「どう言えば相手が納得するか」「どう伝えればYesが引き出せるか」を経験しながら生きているのです。
(2)SNSの活用で営業力が磨ける
現代の営業は、もはや“訪問・電話”だけではありません。SNSの普及により、営業手法そのものが大きく進化しています。そして、日常的にX、Instagram、TikTok、Facebookなどを使っている人は、すでに“営業力の基礎”を実践しています。
①SNSでの発信は「共感を生む営業活動」
たとえば、Instagramでカフェの写真を載せたとき、「このラテ、ミルク感が絶妙でほっとした☕」と一言添えると、見た人の「行ってみたい!」という気持ちを引き出します。これは、いわば商品レビューと同じ。「感情に訴える」「言葉で魅力を伝える」という点で、SNS投稿は立派な“営業コンテンツ”なのです。
②X(旧Twitter)で育つ“140文字の営業力”
営業には、「限られた時間・文字数で、最大の価値を伝える力」が求められます。Xでは140文字という制限の中で「相手に伝わる言葉選び」「フック(引きつける言い回し)」が鍛えられます。実際に、SNS上で自分の考えを発信し続けていた20代の若者が、その発信力を買われてIT系営業職にスカウトされたという事例も少なくありません。
③フォロワーを増やす=「営業成績を上げる」ことと同じ
SNSでフォロワーを増やすために必要なことは、まさに営業活動とリンクしています。こうしてみると、SNS運用も「営業のトレーニング場」と言えるでしょう。
SNSスキル | 営業活動での応用 |
---|---|
伝わる文章・写真を発信する | 商品・サービスの魅力を伝える力 |
フォロワーとの交流を丁寧にする | 顧客との信頼関係の構築 |
投稿のタイミング・内容を工夫する | 提案のタイミングを見極める力 |
他アカウントとのコラボ投稿 | 他部署・他社との連携力 |
(3)まとめ:営業スキルは“特別なもの”ではない
営業職を志望しているあなたが、「自分に営業なんてできるのだろうか…」と不安に思っているとしたら、ぜひ日常を振り返ってみてください。これらはすべて、「営業の原点」です。
- 友人に何かを勧めたこと
- SNSで誰かに共感してもらったこと
- 日々のちょっとした交渉・提案
つまり、営業職は“特別な才能”がなければできない仕事ではなく、“誰もがすでに体験していることを、仕事に活かせる”職種なのです。
5、営業職志望の人が意識すべき5つの心得
営業職に挑戦するうえで、スキルや経験以上に大切なのが「心構え」です。特に未経験や初心者の方が安心して一歩を踏み出すためには、日々の心の持ちようが成長スピードを左右します。ここでは、営業として成功するために意識したい5つの心得を、実例とともに解説します。
(1)「聞く力」を最重視~話す営業から聴く営業へ~
営業職といえば「話がうまい人」「プレゼン力が高い人」が向いている。そんなイメージを持つ方も多いですが、実際には「聞く力」こそが信頼構築のカギになります。
①なぜ「聞く力」が営業の核なのか?
お客様は、最初から自分の悩みをすべて話してくれるとは限りません。むしろ、「うまく言葉にできない困りごと」を抱えている場合がほとんどです。そんな時、営業が一方的に商品の説明を始めたら、相手は引いてしまいます。大切なのは、「何に困っているのか」「どうなりたいのか」を丁寧にヒアリングしていくこと。たとえば、、、
相手が話しやすい雰囲気を作り、「聴く姿勢」を見せることで、相手の心が開かれていきます。
- 普段どんなことでお困りですか?
- 最近、業務で変化はありましたか?
②実例:聞く姿勢で成績UPした新卒営業
ある新卒の営業社員は、最初は「とにかく商品を紹介する」ことばかり意識していましたが、先輩のアドバイスで“ヒアリング重視”に切り替えたところ、商談の成約率が2倍以上に向上。話す量を減らし、聞く力を意識することで信頼が得られるようになったのです。
(2)断られても“普通”だと知る~営業は“拒否”から始まる~
営業を始めたばかりの方が一番つらいと感じるのが、「断られること」。しかし、営業において断られるのは当たり前。むしろ、“断られる回数”が自分の経験値になると考えるべきです。
①拒否=拒絶ではない
「興味ない」「今は結構です」と言われると、落ち込んでしまいますよね。でもこれは、あなた自身が否定されているわけではなく、タイミングやニーズが合っていなかっただけ。
営業では「NOをもらってからが本番」とも言われます。断られたときにこそ、「では、いつ頃ならご都合がよさそうでしょうか?」「もし今後必要な場面があれば、どのような条件があれば導入しやすいですか?」と、粘り強く掘り下げることが信頼につながります。
②実例:「100件に1件」でメンタルが変わったDさん
営業は失敗が前提の仕事と捉えることで、気持ちがラクになり粘り強さが育ちます。
Dさんは新卒で不動産の飛び込み営業に配属され、最初の1ヶ月はまったく成果が出ず、心が折れかけていました。そんなとき先輩から「100件に1件取れればいいんだよ。あとの99件は“その1件のためのステップ”だと思え」と言われ、考え方を変えたところ、以後、コンスタントに成約を獲得。
(3)“準備”が成果を生む~9割は準備で決まる~
優秀な営業ほど、「準備に時間をかけている」と言われます。成果を出すためには、ただ商品知識を覚えるだけでなく相手企業や個人に合わせた“カスタマイズ”が必要です。
①「調べる力」が成功の鍵
たとえば、訪問前に以下のような情報を把握しておくと、話がスムーズになります。これらを踏まえて「御社の○○の件、拝見しました。今後の展開にあわせたご提案を…」と切り出すと、「この人、ちゃんと調べてくれてる」と信頼感が高まります。
- 企業の業種・規模・売上
- 最近のニュース・プレスリリース
- 以前の接触履歴・担当者の関心事
- 業界全体の課題やトレンド
②実例:資料の事前作成で契約率UP
営業は「その場のノリ」ではなく、“仕込み”で勝敗が決まる仕事なのです。
ITサービスの法人営業をしていたEさんは、事前に相手の課題を仮説立てして簡単な提案資料を作成。初回訪問から具体的な話ができるようになった結果、成約率が20%→45%にアップしました。
(4)目標設定と振り返りをルーティン化~習慣こそ力なり~
営業職は、自分の行動を“数字”で管理できる職種です。だからこそ、日々の目標と振り返りの習慣化が着実な成果へとつながります。
①目標は「短期・中期・長期」に分けよう
段階的に目標を立て、1週間ごとに振り返る時間を設けることで自分の成長を“見える化”できます。
- 短期(1週間):今週は10件のアポ取得を目指す
- 中期(1ヶ月):月間契約3件を目標にする
- 長期(6ヶ月~1年):年間MVPを目指す、リーダー昇進を狙う
②実例:朝の5分ミーティングで意識改革
営業は小さな改善を毎日積み重ねられる人が強くなる職種です。
ある営業チームでは、毎朝「昨日の活動→今日の目標→ひとこと宣言」を共有。たった5分でも、「仲間の努力を知る」「自分の目標を言語化する」ことで、やる気が高まり全体の成果が1.5倍にアップしました。
(5)チームプレーを忘れない~一人で売る時代は終わった~
営業は「個人の成績」が目に見えるため、“孤独な仕事”に思われがちですが、成功している営業ほど「チーム連携」を大切にしています。
①営業は「情報戦」でもある
社内のリソースを活かしてこそ、「この人に任せたい」と言ってもらえる営業になります。
- 他の営業から案件情報を共有してもらう
- マーケティング部門と連携して資料を改善する
- サポート担当と連携し、契約後の対応もスムーズに
②実例:チーム共有で大型案件を受注
営業とは、“仲間の力を借りて、顧客の課題をチームで解決する”仕事なのです。
Fさんは大型商談で決裁者への提案に悩んでいましたが、先輩営業のアドバイスで提案書の構成を変更。その結果、契約につながっただけでなく、社内でも「相談してくれて助かった」と感謝され、信頼関係が強化されました。
(6)まとめ:この5つの心得を胸に、一歩前へ
心得のポイント | 内容の要約 |
---|---|
聞く力を重視しよう | 営業は「話す」よりも「聴く」ことで信頼を築く |
断られても前向きに | 断られるのが当たり前。“成功の種”として受け止めよう |
準備が営業力の9割を決める | 相手に合わせた下調べと資料準備が信頼につながる |
目標と振り返りの習慣を持とう | 短期・中期・長期目標設定し、小さな改善を積み上げよう |
チームの力を借りて成果を出そう | 一人で戦わず情報共有と連携で「強い営業」へ成長 |
6、まとめ:営業職志望者が知っておくべきこと(箇条書き)
営業職は求人市場で常に需要があり、キャリアの起点として最適
ビジネススキルの基礎(聞く力、提案力、交渉力)が自然と身につく
成果が数字で可視化されるため、評価・転職に有利
未経験者でも成功しやすい、成長支援制度が整っている企業が多い
日常生活でも営業スキルは磨かれている
断られる経験も財産に変える、前向きなマインドが成長の鍵
<引用元>本記事は以下のサイトからの情報を参考に作成しております。
リクルート ワークス研究所「転職市場予測 2024」
マイナビ「中途採用の現場で重視される職種調査」